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No. 165 (Wed)
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Date 2008 ・ 05 ・ 07

ドクンドクン細胞

人間の身体は、約60兆個の細胞から成り立っています。
けれど僕らが日常生活で、それを意識する事はありません。
なにせ地球の総人口ですら、約67億人ですから。
個別に意識する対象としては数が多過ぎるし、なにより小さ過ぎます。
けれど、極々稀に、極々極々極々稀にくらいの確率で、細胞という存在を感じることがあります。

それは5月5日のこと。
僕は妻有に居ました。
妻有アートトリエンナーレの常設作品を巡る為です。
2泊3日の旅の最終日。
やってきたのは山間部の廃校となった小学校。
そこにはクリスチャン・ボルタンスキーとジャン・カルマンによる、『最後の教室』が展開されています。
妻有アートトリエンナーレの作品群の中でも最高度の知名度を誇る作品なので、ご存知の方もいるでしょう。
僕は犬・猿・キジのお供3匹をつれて鬼退治に・・・、いや違う。
それは前回のなかぼん太郎でしたね。
K氏・N女史・Y女史の3人と共に、そこを訪れました。
ゴールデンウィークにもかかわらず、幸運なことに会場は貸し切り状態。
ひとつひとつの部屋をたっぷりと時間をかけて、堪能していました。
『光と風と干し草の体育館』と『ハードボイルド刑事(デカ)な廊下』を越えた先にあった『鼓動する理科室』。
そこに入った瞬間、全身の細胞がドクンドクンと脈打つ。
そして全ての細胞が騒ぎだす。
『NOだ!でも翻ってYESだ!』と。

スラムダンク最終回の流川からのラストパスと、その後の花道とのタッチ。
『ノルウェイの森』での、直子の突然の死。
奈多の森の中の砂丘を越えた瞬間に広がる、海と空。
Richard Avedonの『IN THE AMERICAN WEST』。
宍道湖に沈む夕日。
京都、夜の伏見稲荷。
そして、『最後の教室』

細胞が震える瞬間。
これから幾つ出会えるのか。
それを考えるだけでも、人生は楽しい。

では、今回妻有で巡った作品でお勧めのものを挙げておきます。

ジェームス・タレル『光の館』・・・宿泊する価値あり。雨に日に行っても意味無し。

MVRDV『農舞台』・・・周辺の作品も見応え充分。

蔡國強『ドラゴン現代美術館』・・・それ自体も良いが、手前の湖が自然の神秘。でも雪に注意。

カサグランデ&リンターレ『ポチョムキン』・・・意図せず出来上がった社空間。ブランコに乗って頭を地面スレスレまで近づけてごぐと、逆さになった山河がグレイト。

手塚貴晴+由比『キョロロ』・・・展示、建物共に良い。食堂の天ぷらそばが猛烈に旨い。しかも800円と安い。東京で食べると、たぶん2000円超えの味。

マリーナ・アブラモヴィッチ『夢の家』・・・最後に行くと、しっとり終われる。受付のおばちゃんが作品に愛情を持っていて、素敵。

クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン『最後の教室』・・・これだけでも、妻有に行く価値あり。一人で行くと、なかり怖い。3階の蛍光灯に、言われないと絶対に気付けない大きな秘密が潜む。訪れる前に、僕に問い合わせるべし。ここの受付のおっちゃんも最高。3階の秘密を教えてくれたのも、この人。しかも採れたての独活をくれた。

以上、なかぼんお勧め作品でした。
アートに興味のある人は、どうぞ一度妻有を訪れてみてください。
絶対に後悔はしません。
例えアートがなくても、風光明媚な土地ですから。
僕は確実に、また行きます。
一緒に行きたい人はもれなく、なかぼん号で旅が出来ます。
もちろん、美女限定ですが!

ところで今回の旅に合わせて、新しい相棒ができたので、皆さんに紹介しておきます。
LEITZ minolta CL君です。
CL1

僕よりも何歳か年上の、カメラです。
デジカメ全盛時代になぜ今更35mm判を選んだかと言うと・・・,それは秘密です。
なぜ秘密かというと、説明するのが面倒だからです。
気が向いたら、いつか書きます。
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スレッド:ART // ジャンル:学問・文化・芸術

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