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No. 185 (Fri)
dayline

Date 2009 ・ 12 ・ 18

大人になれば

前のめりにバッターンと転んだり、見ず知らずの大人に怒られたり、間一髪間に合ったトイレが実は夢の産物で布団が世界地図になったり、不良に絡まれたり、なけなしの200円を握りしめてジャンプを買いにいったら合併号で210円という値段に愕然としたり。
そんな子供の頃はよく巡り会ったのに、大人になるといつの間にやら消えてなくなる不幸ってありますよね。

けれど、こんな格言もあります。
『災害は忘れたころにやってくる!』
やれやれ、まさかまさかですよ。

今朝の事。
撮影の現場に向けて、地図を見ながらテクテクと歩いていました。
もうすぐ路地から大通りにぶつかるというタイミングで、次の角を右に曲がるべきか左に曲がるべきかと地図を見ながら思案していた時です。
右足に妙な着地感を感じた直後、更にスリップする右足。
はて?感覚・・・。
十数年以上、味わったことのない感覚。
でも身体はちゃんと憶えているものですね。
まだ目視で確認してもいないのに、反射的に脳が僕に囁きました。
『おまえ、今う○こ踏んだぞ。』と。

今朝は空の色も空気も、冬らしく澄み切った爽やかな朝だったんですけれどね・・・。
『やだな~、へこむな~、撮影中止にしょうなか~、でもとりあえず道に靴底を擦りながら歩いてみようかな~』といった感じに、心は不安定の極みでした。
でもそんな理由で職場放棄したら、きっと怒られます。
いや、怒られるくらいで済めば、この世は天国ですよね。
兎に角、現場へと再び歩みだす僕。

でもそこで、ふっと気付いちゃったんです。
『もしかして、俺の右足って結構臭いんじゃないか?』ってね。
『やだな~、へこむな~、撮影中止にしょうなか~、でもとりあえず道に靴底を擦りながら歩いてみようかな~』と僕の心は再びデフレスパイラルに巻き込まれたのでした。

そもそも地図を見ながら前方不注意で歩いていた僕が悪いのですが、それはそれ、これはこれ。
『地図の馬鹿チンが~!』と八つ当たりしたくなりますよ。
ぞんざいな扱いでポケットから地図を取り出し、ギンッ!と睨み付けました。

でもね、地図はそんな愚かな僕を包んでくれる大きい器の持ち主でした。
僕の現在地と現場を結ぶ線の上に、こんな優しい言葉を記してくれていたんです。
『公園』と・・・。

東京砂漠に点在するオアシス、公園。
公園の水道という名の聖なる湧き水は、僕の心を邪悪に染めようとしたサタンの罠を靴底から洗い流してくれました。
「主は来ませり~!主は来ませり~!ハレルヤ~!」と叫んだ後、僕はまた清らかな気分で現場へと向かったとさ。

めでたし、めでたし。


と、ここで終わらないのが、道の空。
今朝の事件について検証していた時に、ふっと湧いた疑問。
『大人になったから踏まなくなったのではなく、街にサタンの罠が落ちていなくなっただけなのでは?』

振り返ってみれば、僕が子供の頃は週に1,2回は路上でサタンの罠を見かけた気がします。
でも、最近は全く見かけません。
その代わりに、ビニール袋を持って犬の散歩をしている人をよく見かけます。
白い袋でサタンの罠を回収?
も、も、も、もしかして、あの人達は神の使い・天使!?
なんと!路上が平和になったのは、神の御心なのです。
再びハレルヤ~!

でも、それだけではないと思ったんです。
サタンの罠の減少と対になっていなくなったものがあります。
それは地獄の番犬ケロベロス、またの名を野良犬。
皆さんは最近見ましたか?ケロベロスを。

またまた僕の子供の頃を振り返ってみると、昔はたまに見かけた気がするんですよね。
凶暴な奴、臆病な奴、一人ぼっちの奴、群れを成す奴、野良なのか飼われてるのか今一判別しにくい奴、偶然小学校に迷い込んでテンション上がり過ぎちゃった奴。
とにかく、色々なタイプのケロベロスはいたはずです。
あいつらは何処に行ってしまったんでしょう?
僕は割と好きだったんですけどね、ケロベロス。
色々と悪さはするけれど、あの存在感とか、生き方とか良かったな~。

ルールだとかマナーだとかが声高に叫ばれ、清潔ピカピカ文化まっさかりの昨今です。
でも野良犬のようなアウトローも受容していた時代の方が、文化的に優しくて豊かだったと思えるのは僕の勘違いでしょうか。

少年の 遠吠え遠き 冬の空 


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スレッド:ひとりごとのようなもの // ジャンル:日記

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