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No. 136 (Sun)
dayline

Date 2007 ・ 07 ・ 08

おさらい

昨日は七夕。
皆さんは大切な人に逢えましたか?
ところで、七夕といえば織姫と彦星の物語。
その内容を、ちゃんと覚えていますか?
今日はそのおさらいをしましょう。

昔々、天の川の畔に、織姫という娘さんが住んでいました。
彼女は美人で、天才的な織物師、しかも働き者の才色兼備。
さらに父親は宇宙で一番偉い神様の天帝なので、血筋も折り紙付きという完璧な女性でした。
そんな織姫も年頃になり、天帝は婿となるに相応しい相手を捜しました。
そしてその超絶玉の輿お見合いの最有力候補として挙ったのが、牛飼いの彦星でした。
彼もまた織姫に負けず劣らずの、まじめな働き者で、おまけに美男子という好青年でした。

さて、天帝に引き合わされた二人は、胸がドッキンと大きく鼓動を打ち、お互いに一目惚れ。
そしてすぐさま、婚約。
ほどなく、ラブラブ新婚生活が始まりました。
誰もが羨むような美男美女夫婦で、もちろん天帝の親族なので、将来設計も安泰です。
しかし、そんな出来すぎた話が簡単に成立するほど、世の中は甘くはありません。
当然二人の幸せの日々も、そう長くは続きませんでした。

結婚した二人は、朝から晩までイチャイチャ三昧。
「ヒコちゃん。」
「なんだい、オリー。」
「私の事好き?」
「もちろん大好きさ。」
「どれくらい好き?」
「僕の君に対する気持ちは、マリアナ海溝よりも深いよ。」
「嬉しい!」
「オリーは僕の事好き?」
「もちろん大好きよ。」
「どれくらい好き?」
「私のあなたに対する気持ちは、エベレスト山よりも大きいの。」
「最高です!」
「オリー・・・。」
「ヒコちゃん・・・。」
「オリー・・・。」
「ヒコちゃん・・・。」

まさにバカップル。
町中で見かけたら、舌打ち間違いなしです。
そんな二人は仕事も放り出して、イチャイチャイチャイチャイチャイチャ。
すると天帝コールセンターには、近隣の神々から沢山の苦情が持ち込まれました。

それというのも、二人が愛にうつつを抜かしていると、天界ではさまざまな問題が発生するからです。
神々の服は、織姫がその巧みな技術で織っていました。
しかしその結婚以来、新しい物が手に入らなくなった神々の服は、着古して薄汚れた服ばかり。
世界神様会議では、別世界からやって来るオシャレなギリシャ神話の神々に馬鹿にされ、あまりの悔しさに枕を濡らしました。
また、牛飼いである彦星の怠慢によって、牛が育たないという深刻な事態が起こりました。
牛肉、牛乳やバター、チーズといった酪農関連の製品の欠品が相次ぎ、値段が高騰。
家庭の財布を直撃しました。

そのような実態を知った天帝は激怒。
可愛い娘の幸せの結果ですから大目に見てあげたいところではありますが、そこは神様の親分である天帝。
世間体もありますし、自分の娘の怠慢で、子分達に苦労をさせる訳にはいきません。
しかも天帝は昔気質の男で、けじめのない生活態度が許せませんでした。
そういう訳で、天帝は二人を天の川を境にして、東西に強制別居という厳格な措置をとりました。

逢いたい。
逢いたい。
逢いたい。
実家に戻った織姫は悲しくて悲しくて、毎日泣き濡れました。
そんな姿を見ても、当初は天帝も身から出た錆と厳しい態度を貫いていました。
しかし、いつの世も父親は娘に甘いものです。
それは天帝とて、例外ではありません。
結局天帝は根負けして、1年に1度、7月7日だけ二人が逢う事を許しました。

しかもこの譲歩案の決定に至るには、親心以外にもうひとつの理由がありました。
織姫は泣いてばかり。
彦星はやけ酒の日々でアル中寸前。
別居しても、結局二人は仕事をしないのです。
これには天帝やその他の神々も困り果てました。
そういった裏事情もあって、大人の政治的判断がくだされたのです。

なにはともあれ、夫婦は七夕の夜に逢う事が出来るようになったのです。
それ以来二人は生きる希望と、前向きな生活をする為の活力を取り戻しました。
さらに今回の件で、『労働と対価』という働く事の意味も理解できたので、以前にも増して仕事に精を出すようになりました。

ただし、この逢い引きにも一つだけ障害がありました。
それは雨です。
雨が降ると天の川が増水する為、川を渡ることが出来ないのです。
激流を前にして途方に暮れる二人。
果たして、二人は来年まで逢えないのか!
その結果はまた来週!







なんて引っ張ってもしょうがないので、続けます。
『雨が降ると織姫と彦星は逢えない。』
そう思っている方が思いの外多いようなのですが、それは間違いです。
実はこの物語には続きがあります。
さて、どうなるのか。
まぁ、読んでください。

激流を越えられない二人が諦めかけた時、無数の羽音が近づいてきました。
どこからやって来たか、カササギの大群です。
これぞ天の助け。
想いを遂げられない不憫な二人を見て、人情家且つダンディーオヤジのカササギ達は一致団結。
自らの体を折り重ねるようにして天の川に橋を築き、こう言いました。
「さぁお嬢さん、渡りなさい。」
こうして織姫と彦星は、雨の日もその愛を確かめ合うことが出来ました。
めでたしめでたし。

さて、この物語の教訓
『幸福の中にも、落とし穴はある。しかし、絶望の中にも一筋の光はある。』
まぁそうは言っても、最初から周りをよく見て気をつけていれば、落とし穴に落ちないんですけどね。
皆さんも、恋の盲目には気をつけましょう。


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スレッド:読みきり物語 // ジャンル:小説・文学

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